こんにちは、巻島です。
今回は、ワンピースフィルムRedの内容を話します。
ネタバレが嫌な人と映画を見ていない人は見ないでください。
ワンピースフィルムRedが8月6日に劇場公開されました。
しかし、ワンピースフィルムRedはあまり評価されていません。
評価されていない感想としては、映画内でAdoさんが歌う曲が7曲もあって映画の内容時間を圧迫しているやシンフォギアやマクロスのようなに劇中で歌が流れるミュージカルスタイルはワンピースに合っていなかったなどです。
ただ、私はこれらの理由よりも根本的な原因があると思います。
それは、ワンピースフィルムRedに出てくるヒロイン:ウタの存在です。
ウタはワンピースの主人公:ルフィーが海賊になるきっかけを与えた男:シャンクスの娘です。
しかし、ウタはシャンクスの娘を名乗るほどの人物ではありませんでした。
なぜ私は、ウタがシャンクスの娘を名乗るほどの人物ではないのかを3つの理由で話していきます。
1.ウタのやり方は海賊と世界政府のやり方と変わらないから
ウタはウタウタの実の能力者で、歌を聞いた人の意識を奪い、仮想世界に閉じ込めることができます。
ウタはこのウタウタの実の力を使って、ワンピース世界の7割の人々を現実世界ではなく、仮想世界につれていこうとしました。
この仮想世界は、肉体を捨てる代わりに、思うだけにどんなものでも叶う世界です。
そこには海賊や世界政府の支配はありません。
ただ、この仮想世界には死という概念がなく、一生終わらない世界で生き続けないといけない無限地獄という側面もあります。
ウタは、この仮想世界を人々に提案しました。
仮想世界を人々に提案すること自体は問題ありません。
しかし、ウタはこの仮想世界こそが理想郷だという価値観を人々に押し付けました。
そして、仮想世界から出たいという人々の意思を奪い始めます。
これでは、ウタのやり方は海賊と世界政府のやり方と変わりません。
つまり、ウタは他人の自由を許すことができない人だったんです。
これでは、ウタはルフィーに海賊をやめるように言える立場ではありません。
ウタはネズキノコを食べて凶暴性が上がってしまったとはいえ、仮想世界に人々を閉じ込める決断をしたのは正気のウタ自身です。
これはネズキノコのせいではありません。
やっぱり人の自由を奪うことこそ悪なんです。
2.ウタは4皇の子供として一番ふさわしくないから
ウタの父親であるシャンクスは4皇と呼ばれる海賊です。
4皇とは、ワンピースの世界の中で、最もワンピースに近いとされる海賊のことです。
原作の最新の状況では4皇が変わってしまいました。
そのため、今回は変わる前の4皇、旧4皇を紹介します。
旧4皇は、カイドウ、ビックマム、白ひげ、シャンクスになります。
さらに、この旧4皇にはそれぞれ子供たちがいます。
カイドウにはヤマト、ビックマムにはカタクリ、白ひげにはエース。
そして、シャンクスにはウタがいます。
この旧4皇の子供たちの中で、ウタは旧4皇の子供としてあまりふさわしくないと私は思います。
ヤマトやカタクリ、エースは人気のあるキャラで、旧4皇の子供として恥じない生き方をしています。
しかし、ウタはあまりにも自己中心的な考えの持ち主であることと海賊を嫌う納得できる理由がありませんでした。
そんなウタに旧4皇であるシャンクスの娘として出てきてほしくなかった。
ウタは海賊を嫌っているので、旧4皇の子供としての自覚を持てというのはおかしいのですが、それでもワンピースにおいて旧4皇の身内やシャンクスの娘というのは本当に重いんです。
もし仮に、ウタがシャンクスの娘ではなく、ただのルフィーの幼なじみだったのなら、私はウタの行動を許すことができました。
ただのルフィーの幼なじみが、ルフィーが憧れる海賊を否定するのは、別に構いません。
それもウタの自由です。
しかし、ウタの父親はシャンクスで、ルフィーに海賊になるきっかけを与えた男です。
ウタはシャンクスの娘として登場するのなら、海賊を嫌いになる理由、仮想世界に人々を閉じ込めようと至った理由をもっと納得できるもので提示してほしかったです。
3.シャンクスの行動やAdoさんの曲を聞くだけで、ウタの顔がちらついてしまうから
シャンクスの人生は、赤ん坊のころにロジャーに拾われるところから始まります。
その後、シャンクスは大人になったときに、赤ん坊だったウタを拾います。
シャンクスは同じように拾われたウタに運命を感じて、ウタを育てました。
しかし、ウタは正気取り戻して、人々を救うために命を落としてしまいます。
シャンクスはシャンクス自身の生き写しである娘を失ったんです。
シャンクスは、娘の死を胸に、どんな手を使ってでも、ワンピースを目指すでしょう。
そうなれば、シャンクスの行動は、すべて間接的にウタの影響を受けているんです。
シャンクスの行動を見るだけで、ワンピース世界を滅ぼしかけた自己中心的なウタの顔が常にちらつくことになります。
私たちは、あんなウタを忘れたくても忘れられません。
また、歌手であるAdoさんはワンピースフィルムRedの主題歌と劇中歌を務めました。
しかし、Adoさんが歌う新世界を流れるだけで、あのウタがやった許されない行動がちらつくんです。
これでは、せっかくワンピースの主題歌を努めたAdoさんにも迷惑をかけてしまいます。
Adoさんの新世界の曲を聞くだけで、複雑な気持ちになってしまいます。
今回は、なぜワンピースフィルムRedが不評なのかを3つの理由で話していきました。
1.ウタのやり方は海賊と世界政府のやり方と変わらないから
2.ウタは4皇の子供として一番ふさわしくないから
3.シャンクスの行動やAdoさんの曲を聞くだけで、ウタの顔がちらついてしまうから
ウタがやったことは許されることではありません。
しかし、ルフィーはウタの死を胸にきっとワンピースを見つけて、ウタの望みだった大海賊時代を終わらせてくれるでしょう。
今回は以上です。
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