なぜガールズバンドクライの主人公の井芹仁菜を嫌いになれないのか?

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2024年春クールの話題のアニメ:ガールズバンドクライ。

このガールズバンドクライの主人公:井芹仁菜が、とにかく面倒くさい性格の持ち主で、今最も好き嫌いが分かれる主人公として話題になっています。

まずは、簡単にガールズバンドクライの物語を紹介します。

ガールズバンドクライのストーリー紹介

3月、17歳の仁菜は、学校のいじめや家庭の中で居場所がないことが原因で、熊本の高校を退学し、川崎で一人暮らしをしながら大学進学を目指していました。

そんな中、仁菜が心の支えにしていたバンド:ダイヤモンドダストの元メンバー:河原木桃香に出会います。

桃香は、仁菜の歌唱力と、ロックを歌ういちばん大切な世の中に対する反骨精神に惚れ込み、仁菜とバンド活動をしようと誘います。

最初は、勉強を理由に断ろうとした仁菜でしたが、彼女も音楽の魅力に取り憑かれ、バンド活動を始めていくのでした。

この物語は、裏切られ、何一つ思い通りいかない世界で、それでも何かを好きでいたい。自分の居場所がどこかにあると信じて、怒りも喜びも哀しさもすべてロックにぶちこみ、歌う少女たちの物語。

井芹仁菜がなぜ面倒くさいと呼ばれているのか

仁菜は、熊本の学校と家庭から逃げる形で、川崎に来ました。

しかし、仁菜は負けたくない、自分が間違っていないという思いがあり、高校中退のままではいられないため、川崎の予備校から大学進学を目指します。

ですが、この大学進学を目指している理由は、単純に大学に行きたいという理由よりも学校でいじめた連中、助けてくれなかった先生、自分のことを分かってくれなかった親を見返したいという復讐心からでした。

このような仁菜の行動から分析すると、仁菜は本当に望んでいる目的を素直に叶えようとするのではなく、違う形で叶えようとする反発心があることが分かります。

違うエピーソードでは、2話から登場した仁菜と同世代であるドラム担当の阿波すばるが友好的にコミュニケーションを取ったのにも関わらず、仁菜は本音を隠していることと捉えて、警戒心を高めてしまい、うまく話ができないシーンがあります。相手が下手に出ようとすればするほど、何か裏があるんじゃないのかと勘ぐってしまうのが仁菜の性格なのでしょう。

また、3話では、ストリートライブに参加することをいきなり桃香に伝えられます。

いきなり人前で歌うことに怖がり、逃げ出そうとする仁菜。

逃げ出そうとする仁菜に桃香は「バンド辞めていいんだな?」と問いかけます。

すると、仁菜はその売り言葉を買ってしまい、「はい、ありがとうございました」と出てい生きます。

すばるは「大丈夫」と心配しますが、桃香は「大丈夫」と断言。

しばらくすると、仁菜は帰ってきて、バンドを人質にするなと桃香に逆ギレします。

その態度に矛盾していると仁菜に指摘をする桃香。

さらに、桃香は「成功しようが、失敗しようが、おまえはどっちにしろ公開するんだ。そういう性格だからな」と仁菜に言い放ちます。

そして、桃香はそんな仁菜の性格だからこそ、歌に乗せて思いをぶつけろと言い、仁菜にストリートライブの参加を納得させました。

このように仁菜は、誰かに肯定や否定をされると、その逆をしたいという天邪鬼なところがあることが分かります。

この性格と行動が2024年春クールアニメの中で1番面倒くさいと呼ばれている理由なのです。

さらに、仁菜はお店や公共施設内でバンドメンバーと言い争いをしたり、人が絶対に関わりたくないと思うような行動しまくります。

主人公がそんなことをしていれば、好き嫌いが分かれるのは仕方ありません。

なぜ仁菜のことが嫌いになれないのか

このままで仁菜の面倒くさい性格とやばい行動の数々を説明しました。

主人公の仁菜は、なかなかに好き嫌いが分かれてしまうと思います。

しかし、私はなぜか仁菜に対して、そこまで嫌いになれていません。

なぜなら、仁菜の思いにすごく共感できたからです。

学校でいじめられ、家庭の中では居場所がなかった仁菜。

それでも負けたくない、自分が間違っていないという思いは、仁菜の状況を考えると絶対に理解できるからです。

それに、仁菜は面倒くさい性格をしていますが、必ず前を向いて進むことができます。

うだうだ言いながらでも、仁菜は前に進んできました。

たった5話だけで仁菜が歌った回数は3回です。

本編のほとんどで彼女は自分の魂の叫びを表現しています。

これができるキャラが後ろ向きでないことは分かりますよね。

そして、仁菜は真っすぐで、嘘が嫌いだからこそ、相手の本音と真正面から向き合うことができるんだと思います。

5話で桃香と言い争いになるシーンで言った「好きか嫌いかで言ってくださいよ!」というセリフがすごく優しく愛のある言葉だと感じました。

仁菜は言い争いをしているのにも関わらず、相手のことを否定していません。

仁菜は、本当の思いを隠すな、聞かせろという、誰もが心に猫を被ってしまう弱さに対して怒っていることがわかると思います。

だから、私は仁菜を嫌いにはなれないのです。

おそらく仁菜が嫌いと言った人は、自分自身にある仁菜と同じ面倒くさいところに対して、共感性羞恥に感じたのでしょう。

でも、仁菜は綺麗事や意固地な言葉でなく、ありのままの言葉で自分自身を愛してもいいんだよと言ってくれたと私は思います。

確かに仁菜は本当に面倒くさい性格の持ち主です。

最初はやりたくないと言ったのに、いざやめるとなると、自分が負けたくないのか、すぐにそれを撤回する。

人がせっかく決意したことを急に今はやらないほうがいいと言って天邪鬼もいいところです。

ただ、この仁菜の性格はガールズバンドクライのテーマ性を描く上では、すごくマッチしていると思います。

さらに、仁菜がボーカルのトゲナシトゲアリの曲も彼女の心情が大きく反映されています。

どの曲も聞きましたが、すごく共感ができることや必死にやってるのが伝わってきて、好感をすごく持てました。

普段の生活では絶対に関わりたくない主人公、それが仁菜です。

ですが、とにかくキャラとしては面白い。

相手の好きを否定してないのに、本音を強引に引き出そうとして、対立を起こす。

こんなキャラは見たことがありません。

地元で頼る相手がいなかった仁菜。

それでも、自分は負けていないという反骨精神だけで、それでも前に進んでいる。

そんな仁菜の行動に私はシンプルにリスペクトを送ります。

そして、仁菜を嫌いになれない理由がもう1つあります。

それは、仁菜と同じ状況になって、違う行動をした別作品の主人公の存在があったからです。

その主人公の名は、クロスアンジュ天使と竜の輪舞に出てくるアンジュです。

このアンジュに比べれば、仁菜の面倒くさい性格が可愛く思えたからです。

クロスアンジュ天使と竜の輪舞の主人公のアンジュに比べて

クロスアンジュは、今から10年前の2014年10月に放送されたロボットアニメになります。

このアニメは、ガンダムSEEDの監督だった福田己津央さんがクリエイティブプロデューサーだったこともあり、当時話題になりました。

物語の舞台は、「マナ」と呼ばれるとんでもないエネルギーによって作られた理想世界にある大国「ミスルギ皇国」。

この「ミスルギ皇国」の第一皇女として生まれたアンジュが物語の主人公です。

アンジュは生まれつき「マナ」が使えないことで差別を受けていた「ノーマ」でした。

16歳を祝う洗礼の儀で、兄の裏切りにより、「ノーマ」であることが暴露されてしまいます。

そこから皇女から最底辺の「ノーマ」に身分を落とされてしまいます。

そして、「ノーマ」となったアンジュは世界の敵であるドラゴンとの戦いに強制的に参加させられていきます。

その際、アンジュはドラゴンと戦うロボット:ヴィルキスに乗って戦います。

最初は皇女だった過去があり、「ノーマ」である自分を受け入れられず、ドラゴンに殺されようします。

しかし、死にたくないという感情がアンジュをつき動かし、アンジュが乗っていたヴィルキスが覚醒。

そこからはドラゴンたちを狩っていきます。

しかし、アンジュはそこから性格が変わったのか、すべてドラゴンを狩ることでお金を得て、すべてお金だけで解決するようになっていきました。

なぜなら、皇女だった過去もあり、「ノーマ」から浮いていたからです。

「ノーマ」の中で居場所がなかったアンジュは、生きていくためにお金に頼るしかできなかったからです。

ここまでは、アンジュに同情できるのですが、アンジュは家族から裏切られたことで、何もかも拒絶するような性格になってしまいます。

しかも、まだ「ノーマ」の中でも受け入れてくれる人に対しても、拒絶ばかりの行動が目立っていました。

とにかく、ヴィルキスに乗ったアンジュは強い。

しかし、このヴィルキスに乗れるのは、皇族の血を持った人間にしか乗れたいロボットでした。

つまり、アンジュを助けたのは、皮肉にも自分を裏切った家族の血に助けられたのです。

アンジュ個人の力だけで生き残っていたわけではありませんでした。

それを自分の力だと勘違いしていたアンジュ。

私は当時、そんなアンジュの行動に嫌気が差して、最後までクロスアンジュの物語を最後まで見ることを断念した過去があります。

クロスアンジュを最後までようやく見ることができたのは、最近の2024年2月です。

さらに、アンジュは差別された腹いせに皇国民を1人殺しています。

無視だけにすればいいものを、直接、危害を加えたのです。

確かに、アンジュの気持ちを考えれば、理解はできます。

しかし、人殺しを肯定される理由もありません。

では、なぜクロスアンジュの制作陣はアンジュをこのような性格したのでしょうか。

その理由は、当時ラブライブが人気だった時代で、前向きな主人公の対比として、アンジュの性格にしたようです。

当初のアンジュは「いい子」で綺麗事を言うキャラでした。

そのため、誰もしたことがないことをしようということでアンジュは拒絶をする主人公になったそうです。

しかし、私は、綺麗事をしないために、斜に構えたことをしようという考え事態が、逆に綺麗事だなと思いました。

そんなアンジュに比べれば、仁菜の行動はまだ可愛いものだと感じたのではないでしょうか。

むしろ、仁菜の方が綺麗事ではない本当の力を出してくれていると思います。

もう6話の折り返し地点に入ったガールズバンドクライ。

この作品の面倒くさくもあり、それでも前に進める主人公の仁菜の動向を最後まで見ていきます。

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