今回の動画は、結城友奈は勇者である 大満開の章の考察と感想動画です。
タイトルにあるように、なぜ郡千景が死なければといけなかったのかを考えていきます。
結論から言うと、郡千景が死んでしまった理由は、バーテックスでも一般大衆の誹謗中傷ではありません。
それは、大社が既得権を握りたいという自分勝手な思惑によって郡千景は殺されたのです。
もっというと、大社が自分たちにとって都合の悪いことをすべて勇者に押し付けて逃げたからです。
その証拠を伝えていきます。
では、郡千景ことグンちゃんの生い立ちを話していきます。
グンちゃんは、自己肯定感の低い子でした。
理由は、グンちゃんの家庭環境にあります。
グンちゃんの父親は、アル中で頼りがいのない人でした。
そのせいで、グンちゃんの母親は、不倫をして家を出ていってしまいます。
この不倫騒動は、グンちゃんが住んでいた小さな村の噂になって、グンちゃんは学校でいじめられてしまいます。
その後、バーテックスが人類に攻撃をしかけてきて、グンちゃんは勇者になります。
勇者になったグンちゃんは、若葉たちとともにバーテックスを撃破。
このことがきっかけで、グンちゃんをいじめていた人たちから称賛されて、グンちゃんは、初めて存在意義を確認していくことになります。
しかし、バーテックスとの戦いの戦況が悪くなると、一般大衆が勇者を誹謗中傷を開始。
さらに、グンちゃんはバーテックスとの戦いに消耗していきます。
あらゆる精神的ショックや若葉への嫉妬と憧れが入り乱れた状態で若葉を殺そうとします。
若葉の必死の説得により、正気を取り戻したグンちゃんは、若葉を守るために戦死します。
このグンちゃんの話から、私はあることに疑問を持ちました。
それは、なぜ一般大衆が勇者を誹謗中傷するようになったことです。
皆さん、冷静に考えてみてください。
勇者とバーテックスの戦いは、一般大衆が見ることも感じることもできません。
一般大衆が知っていたのは、星屑だけでした。
さらに、結城友奈は勇者である 勇者の章で、最終決戦のときだけ、バーテックスの親玉である天の神が攻めてきたときだけです。
ほとんどの一般大衆は、あの世界でないがおこっているのかを正確に知ることができません。
正確な情報を知ることができない一般大衆が情報を得る方法は、テレビや新聞、インターネットだけです。
テレビや新聞、インターネットは、一般大衆に勇者を崇めさせるために、煽りに煽って、勇者への期待値をあげました。
グンちゃんが住んでいた小さな村でも、グンちゃんが称賛されるぐらい相当煽ったと考えていいでしょう。
しかし、勇者たちの戦況が悪くなると、一斉にメディアたちは、勇者を叩きはじめます。
それを見た一般大衆が勇者への誹謗中傷を開始。
つまり、メディアたちが、一般大衆を勇者への誹謗中傷をするような報道をしなければ、誹謗中傷は防げたのです。
では、なぜメディアは勇者を称賛したり、誹謗中傷したりするのでしょうか。
その理由は、前の3s政策の動画で話した一般大衆を政治への関心や支配体制への関心を逸すためです。
バーテックスと人類の戦いが始まったことで、世の中の政治体制が大きく変わっていきました。
政府と大社が、協力することで、大社は大きな権力をつけていきます。
普通に考えてみてください。
ある日突然、政府から大社に権力が渡されることに強い反発心を感じませんか。
当然、おかしいと思いますよね。
その反発を避けるために、当然、大社は大手メディアをコントロール下に置くでしょう。
そして、メディアをコントロールして、勇者を称賛し始めます。
さらに、私が思ったのは、わざわざバーテックスへの対抗策を勇者である女子中学生と伝えるのはおかしいと思います。
ただでさえ、数が少ない勇者が、多感な女子中学生です。
彼女たちが、精神的に追い込までもすれば、戦力が落ちてしまい、すぐに人類存亡の危機に追い込まれます。
それに、大社はメディアを使って、バーテックスの対抗策を勇者ではなく、別の方法を伝えればそれで済みます。
また、メディアを使って、勇者ではなく大社がすごいと煽ればいいのではないでしょうか。
しかし、勇者はすごいとメディアを使って煽った。
つまり、大社は、勇者を利用して、大社の支配体制に対して、一般大衆に疑問を与えないようにしたと考えられます。
さらに、質の悪いことに、大社は、自分たちにとって都合の悪いことは、すべて勇者に押しつけました。
それが、一般大衆が勇者に誹謗中傷という形に出てきます。
嘘だ。アニメでは、そんな描写はなかったぞと思うかもしれません。
では、なぜ大社の人間や勇者、巫女しか知らないたま子と杏の戦死情報、バーテックスの侵攻によって災害が起こる情報が、なぜグンちゃんが見ていたネット掲示板に載るのでしょか。
それを知っている人間が載せたとしか考えられません。
そして、勇者や巫女はそんなことをするメリットがありません。
つまり、大社の人間がその情報を流し、勇者への誹謗中傷を一般大衆にさせ、一般大衆の意識がそれた状況を使い、大社の支配体制をより強固なものにしようとしたと考えられます。
そして、この勇者を称賛したり、誹謗中傷したりする報道によって、犠牲になったのがグンちゃんです。
この誹謗中傷がなければ、グンちゃんの精神的なショックはより少なかったでしょう。
さらに、大社は、グンちゃんにネット掲示板を見ないようにすることもできたはずです。
しかし、大社は彼女たち勇者を精神的な保護することはしなかった。
そして、グンちゃんは、メディアの流す情報によって、精神的に追い詰められていきます。
ただ、大社が既得権を握りたいという自分勝手な思惑によって、間接的ではありますが、グンちゃんは殺されてしてしまったのです。
いつの世も、権力者は常に自分のことしか考えません。
自分たちの既得権を握りたい、維持したいというそれだけの考えだけで。
私達の生きる世界でも、アニメの世界でもです。
このアニメ、結城友奈は勇者であるは、そんな権力者の闇の部分を知ることができる作品です。 この動画を見て、興味を持った方や結城友奈は勇者であるのファンの皆さんは、そんな視点を持って、アニメを見てください。
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