日本は本当に温室社会なのか?

こんにちは、巻島です。

今回は、日本が本当に甘い温室社会なのかを話していきます。

なぜこんな話をしようと思ったかというと、あるYoutubeの人の発言で、「日本は海外に比べて戦争が起こっていない温室社会なのだからこんな私を誹謗中傷するな」という意見がありました。

確かに、このあるYoutubeの人への誹謗中傷はよくないと思います。

ただ、私はこのあるYoutubeの人が発言した日本が温室社会というのは違うと思います。

なぜなら、日本には戦争とは別に違う形で、多くの日本人が亡くなっているからです。

そのため、今回は、日本がいかに温室社会ではないのかを3つの理由で話していきます。

1.交通事故死亡数者が多い

日本の交通事故死亡者数は、2020年で2839人でした。

これは統計開始以来最小を更新しました。

しかし、この日本の交通事故死亡者数統計方法にはある問題があります。

それは24時間死者というものです。

これは、事故発生から25時間後に死亡した人は交通事故死亡者数にカウントしないものです。

これが日本の交通事故死亡者数のからくりになります。

逆に、海外の場合は30日以内死者というものになっています。

これは、交通事故発生後30日以内に死亡した人を交通事故死亡者数にカウントするものです。

日本の交通事故死亡者数が、2020年で2839人のため、3000人と超えていない統計開始以来最小だと言っても、24時間死者と30日以内死者を合わせると、3416人となってしまいます。

この統計方法のからくりを見ると、単純に日本の交通事故死亡者数は少なくなっているとはいえません。

では、この日本の交通事故死亡者数と海外の戦争の死亡者と比べてみましょう。

海外の戦争の死亡者をアフガニスタン戦争で考えてみます。

アフガニスタン戦争は、20年間に市民4万6000人が亡くなりました。

1年換算すると2300人が亡くなられています。

これを見てみると、アフガニスタン戦争で亡くなった市民の数よりも平時である日本の交通事故死亡者数が多いという結果になりました。

戦争や紛争は確かに悲惨です。

なんとか戦争や紛争が無くなることを私も願っています。

しかし、平時である日本が交通事故死だけでアフガニスタン戦争の犠牲者以上というのは異常事態としかいえません。

2.自殺者率が多い

日本はバブル崩壊後、失われた30年と呼ばれる不況が続いている状態です。

この失われた30年の不況により、2004年には自殺者数が3万4000人以上、その後年々下がって毎年2万人ほどになりました。

しかし、2020年に発生した567騒動によって、567不況になる可能性が高いので、この自殺者数が高くなる可能性があります。

さらに、2016年に行われた10万人当たりの自殺率の世界ランキングで日本は6位でした。

これは主要先進国の中でトップという残念な結果になっています。

何度も言いますが、戦争の起こっていない平時の日本でさえ、毎年2万人前後の自殺者を出してしまうのはとんでもない状態なんです。

シリアで起こった内戦で亡くなった民間人は年換算すると約1万人。

しかし、日本はこのシリアの内戦以上に自殺で犠牲者を出しています。

戦争が起こっていなければ、何でもいいわけではありません。

3.寝たきり世界一

日本は平均寿命が高く長寿国と呼ばれています。

男性の平均寿命が80.98歳、女性の平均寿命が87.14歳と世界2位の実績があります。

平均寿命が高い長寿国:日本。

しかし、手放しに笑えない問題があります。

それは、寝たきりです。

寝たきりとは、自力での日常生活が困難になり、ベッド上でしか生活できない状態のことです。

この寝たきりの原因は、平均寿命と元気に自力で生活できる健康寿命の差が大きければ大きいほど、起こるものになっています。

さらに、この寝たきりは、日本が世界一の多さで、アメリカの5倍という圧倒的なものになっています。

これでは、日本人は人生の終盤になればなるほど、悲惨なものになっているのが現状です。

日本に住んでいる人にとって避けられない問題になっています。

日本は決して温室社会ではないことが分かるのではないでしょうか。

今回は、日本がいかに温室社会ではないのかを3つの理由で話していきました。

1.交通事故死亡数者が多い

2.自殺者率が多い

3.寝たきり世界一

今回は以上です。

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