はい、こんにちは、巻島です。
今回は、リコリスリコイルの錦木千束は本当にクズなのか?を話していきます。
2022年夏の覇権アニメになったオリジナルテレビアニメ:リコイルリコイル
リコリスリコイルの主人公:錦木千束は一部の視聴者からクズと言われています。
なぜ千束はクズだと言われているのでしょうか。
理由としては、たきなが必死に千束を救おうと頑張っているのに、肝心の千束がたきなへの対応が淡白すぎることと、無事に千束の命が助かったのに、千束は1人で宮古島に行ってしまったことがあげられます。
しかし、私は、千束はクズではないと思っています。
理由としては、千束は本当にやってはいけない人を貶める行為や言動をとっていないからです。
私が思うクズなキャラというのは、他人を見下したり、他人の夢ややりたいことを馬鹿にする人間のことです。
そして、いつも自分が正しいんだと正当化します。
千束は作中そんなことは一切していません。
確かに、千束は口が悪かったり、相手を挑発したりもしています。
しかし、それは千束が自らを正当化するためではなく、千束にとって大切な人を守るためにやっていることです。
第3話で、フキとさくらたちにたきなを馬鹿にされたことで決闘を申し込んだのも、たきなのことを思っての行動でした。
また、千束はやりたいこと最優先という信念を持っていて、行動や生き方に一貫性があります。
さらに、千束が一番にやりたいことは人助けで、すごくいい子です。
千束が人助けをしたいと思ったのは、誰かに言われたのではなく、千束自身が考え始めました。
千束は自らが考えて出した信念を貫き通すことができる本当にすごい女の子です。
これができるのは千束以外いません。
ではなぜ千束はやりたいこと最優先という信念を持ったのでしょか。
それは、千束の寿命にあります。
千束の心臓は人工心臓です。
この人工心臓は耐久性に問題があり、千束が成人になるまでしかもたないものでした。
そのため、千束の生きる時間は限りがあります。
千束の生きる時間が限られたものである以上、千束はマイナスの感情を引きずって、時間を無駄にするは良くないと思ったのではないでしょうか。
その証拠に、吉松シンジの策略によって人工心臓が2ヶ月しか持たなくなったのに、千束は悲しい顔を一切していません。
むしろ千束は人生の最後まで全力で楽しんでやろうという気概がありました。
それもすべて、やりたいこと最優先という信念の元の行動です。
つまり、千束はどんなことがあってもマイナスの感情に引っ張られないんです。
千束はマイナスの感情を引っ張られないからこそ、どうしてもマイナスの感情に対して共感できないのではないでしょうか。
マイナスの感情に共感できないからこそ、たきなが言った「心臓が逃げる」というパワーワードに対して淡白な返答になってしまったと思います。
確かに、たきなの「心臓が逃げる」というパワーワードに対してそれ相応の返答は見せてほしかったです。
ただ、千束は良くも悪くもマイナスの感情に引っ張られない子なんです。
また、千束はやりたいこと最優先の信念の元、やりたいと思えば、迷わず行動してしまう好奇心旺盛なところがあります。
好奇心旺盛なところがあったことで、自らの死に場所を見つけるために、宮古島に行ったんだと思います。
むしろ千束は死にゆくことさえ楽しみにしていたかもしれません。
このような行動で、千束は一部の視聴者からわがままな子供ように見えてしまったのではないでしょうか。
しかし、現代の日本人はやりたいことを我慢しすぎていると私は思います。
千束のようなわがままな子供みたいにやりたいことをやったら、日本はもっと良いものになると思います。
また、千束は本心をあまり打ち明けるタイプではありません。
しかし、本心をあまり打ち明けないといっても、千束は表裏のない子です。
リコリスリコイル作中の千束の行動を見るだけで、十分に千束の本心が分かるのではないでしょうか。
さらに、千束はたきなのことを一生懸命な友達と言っています。
千束がたきなを一生懸命な友達と言った以上、千束はたきなのことを他の誰よりも大切に思っています。
たきながくれた犬のキーホルダーを千束のバックに付けてくるほどです。
千束は決して、たきなを無下に扱っていないことが分かるのではないでしょうか。
ちょっとクズに見えてしまう千束ですが、それでも許せてしまう不思議な魅力が千束にはあるんです。
今回は、リコリスリコイルの錦木千束は本当にクズなのか?を話していきました。
今回は以上です。
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