「機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ」 戦いの原因は環境問題ではない

こんにちは、巻島です。

今回、お話するのは、マフティー構文、連邦に反省を促すダンスなどで話題になっている映画:機動戦士ガンダム閃光のハサウェイの話をしていきます。

内容としては、ハサウェイたちの戦いの原因は、地球の環境問題ではなく、ただの権力闘争によるものだとお伝えしていきます。

私、巻島はアニメを愛するアニメオタクです。

もちろん、機動戦士ガンダム閃光のハサウェイも公開初日に見てきました。

そして、私は、アニメオタクだけではなく、政治や歴史などを学んでいます。

学び始めたきっかけは、国際政治学者の藤井厳喜先生に出会たからです。

そんな私は、アニメと政治を知っているからこそ、見えてくる機動戦士ガンダム閃光のハサウェイの話ができると思い、動画を作りました。

では、単刀直入に言います。

ハサウェイたちの戦いの原因は、既得権益を貪りたい地球連邦政府のエリート官僚と地球に残っているすべての一般庶民との権力闘争が原因です。

なぜ権力闘争なのかというと、地球連邦政府のエリート官僚たちは、地球に残っているすべての一般庶民を地球から追い出し、自分たちだけが地球に残れるように動いたからです。

このエリート官僚たちの動きを止めるために、ハサウェイたち、マフティーが立ち上がります。

そして、地球に残っているすべての一般庶民はマフティーを応援するというのが閃光のハサウェイのストーリーになります。

では、なぜエリート官僚たちが地球に残っているすべての一般庶民を地球から追い出そうとするのでしょうか。

それは、エリート官僚たちにとって、地球に残っている一般庶民は、自分たちの都合の良いシステムを作る上で邪魔な存在だからです。

さらに、これができてしまうのが、地球連邦政府が社会主義体制をしており、官僚の力が強い構造になっているからです。

たとえば、ハサウェイが、偽マフティーのハイジャックからエリート官僚たちを救ったお礼に、ダバオの高級ホテルを使うシーンがあります。

このときのホテル代は、ハサウェイおろかエリート官僚たちも支払っていません。

では、このホテル代はいったい誰のお金で支払ったのでしょうか。

それは、すべてスペースノイドである一般庶民の税金から支払われています。

地球連邦政府のエリート官僚たちからすれば、これほどいいものはありません。

自分たちがお金を支払わず、スペースノイドである一般庶民の税金だけで、さまざまなサービスが受けられてしまうんですから。

だからこそ、ハサウェイは、ヒロインであるギギにマフティーのやり方が間違っていると言われても、「じゃあ教えてくれよ、この仕組みの深さを破壊する方法を」と言うしかできなったと思います。

地球連邦政府のエリート官僚とマフティーとの戦いの構造は、ガンダムファーストから何も変わっていません。

ガンダムファーストの戦いは、地球連邦政府とジオン公国との戦いでした。

宇宙移民であるスペースノイドを支配したい地球連邦政府と地球連邦政府から独立して自分たちの国造りをしたいジオン公国、それぞれの思惑がからみあう戦いでした。

実際の戦争で例えると、第二次世界大戦と同じ構造です。

地球連邦政府は、イギリス、アメリカ、ソ連の連合国側、ジオン公国は、日本、ドイツ、イタリアの枢軸国側で見ることができます。

第二次世界大戦の戦いの原因は、世界の覇権を握っていたイギリスと世界の覇権を握りたいドイツ、イギリスが支配するアジアを開放したい日本の戦いでした。

しかし、資源が乏しい枢軸国側は敗れていきます。

そして、ジオン公国も枢軸国側と同じように、資源が乏しい理由が原因で地球連邦政府に敗れていきます。

政治や歴史の視点で見ると、ガンダムというアニメは、いかに深く考えられていることが分かるのではないでしょうか。

ガンダムの富野監督は、政治や歴史を知識としてではなく、感覚的に分かっていたのではないかと思います。

みなさんも、政治や歴史を学んで、ガンダムの新しい発見をしてみてください。

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