【目覚めよ日本のオタクたち】DVDが売れたアニメは覇権アニメは嘘

こんにちは、巻島です。

【目覚めよ日本のオタクたち】DVDが売れたアニメは覇権アニメというのは嘘を話していきます。

よくアニメのDVDが売れたら、そのアニメが覇権アニメと呼ばれます。

なんで覇権アニメと呼ばれるのでしょうか。

理由としては、DVDが売れて覇権を取ることで、次回のシリーズを作られるからだと言うそうです。

しかし、これはまったく根拠がありません。

なぜだと思いますか?

理由としては、3つあります。

1.アニメのDVDが売れても、利益が入るのは、アニメのDVDを売った会社だから。

2.アニメのDVDが売れても、アニメ制作会社には何の利益にならないから。

3.アニメのDVDが売れなくても、アニメを作るお金が別に確保されているから。

では根拠1. アニメのDVDが売れても、利益が入るのは、アニメのDVDを売った会社だから。

これは、アニメのDVDを売っている会社を見ればわかります。

たとえば、鬼滅の刃なら、アニプレックス、プリンセスコネクトリダイブやウマ娘ならサイゲームズなどがあります。

この会社は、アニメを作るうえで大事なお金を出しています。

さらに、この会社はアニメを作るうえで使うお金を出している以上、そのアニメのDVDを売る権利も持っているんです。

あなたはDVDを売る権利を持っている会社の立場だと想像してみてください。

きっとDVDを売って利益がほしいと思うのではないでしょうか。

そのため、アニメのDVDが売れるようにあの手この手を使います。

アニメのDVDが売れたら、そのアニメが覇権アニメだという言葉もその手段です。

私は、よくアニメや声優さんなどのオタク向けのまとめサイトを見ています。

そのまとめサイトでは、よくアニメのDVDが売れたら、覇権アニメという言葉をよく見ます。

これは、私の推測なんですが、まとめサイトのサイト主にアニメのDVDを売れるように、会社側が頼んで、まとめサイトにアニメのDVDが売れたら覇権アニメという記事を載せてもらっていると思っています。

なぜ、会社側はまとめサイトにお願いするのでしょうか。

それは、まとめサイトのサイト主の収入源は企業の広告収入から来ているからです。

当然、サイト主は企業の広告収入を確保するために、アニメのDVDが売れることは正義なんだと言いますよね。

サイト主が覇権アニメという言葉を使うことで、企業からボーナスとしてお金や収益を貰っているのかもしれません。

さらに質が悪いのは、アニメのDVDが売れても、その利益を手にするのは、アニメをプロデュースしたプロデューサーやエグゼクティブプロデューサーなどにボーナスとして、利益を貰っているんです。

そして、DVDが売れるからアニメが作られるという根拠はどこから来たのでしょうか。

根拠のある証拠がどこにもありません。

これでは、DVDが売れても、本当にアニメの次回のシリーズが作られているか分からないため、無駄足になりかねません。

根拠2. アニメのDVDが売れても、アニメ制作会社には何の利益にならないから。

DVDが売れても、アニメ制作会社に何の利益にならない理由としては、アニメ制作会社の構造にあります。

日本の会社は主に株式会社が一般的です。

株式会社は、株主という人達からお金を集めて、企業活動をしています。

しかし、アニメ制作会社は普通の株式会社ではありません。

理由としては、アニメのDVDを販売している会社などからお金を出し合ってもらい、集めたお金でアニメを作っているんです。

たとえば、鬼滅の刃を作っているufotableには、鬼滅の刃がどれだけ人気になろうと、鬼滅の刃の利益はすべてアニプレックスに入っていきます。

根拠3. アニメのDVDが売れなくても、アニメを作るお金が別に確保されているから。

アニメを作るためにはお金がかかります。

しかし、アニメを制作するためのお金は、なにもDVDの売上ではありません。

さきほど言った根拠2. アニメのDVDが売れても、アニメ制作会社には何の利益にならないから。でもいったように、アニメ制作をするためのお金はアニメのDVDを販売している会社などのアニメ関連企業が出し合っていると言いました。

普通に考えてみてください。

アニメを作るためには多くの時間と人員が必要になります。

そんなに手間がかかるアニメ制作にDVDの売上でまかなおうとするのは現実的にありえないと思いませんか。

さらに3ヶ月のペースで大量に作られ、放送されるアニメがもしDVDが一度でも売れなかっただけでアニメ制作会社は一発で潰れます。

そんなリスクのあるやり方でアニメを作っていたら、アニメなんて放送できません。

DVDやグッズで稼いでいるアニメ関連企業がお金を出し合うことで、アニメを安定して作っているんです。

イメージとしては自動車保険などの保険だと思います。

つまり、DVDの売上とアニメの制作になんら関係ないんです。

安心してください。

みんなが面白いと思ったアニメは必ず続きは作られます。

私が言いたいのは、DVDが売れたから覇権アニメだという意味のないマウンティングをするのは止めようということです。

DVDが売れたら覇権アニメだという考えが、本当に利益を得る人が利益をもらえなくなっています。

DVDが売れたら覇権アニメだという思考停止が終わることで、真に利益を得るべき人に利益が回るんです。

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